「所有」から「利用」「共有」の時代に対応し、新しいサービスも企画
少子高齢化や脱炭素化（カーボン・ニュートラル）の動きを背景に、自動車業界は100年に1度の大変革期と言われています。「CASE」（Connected＝繋がる・Autonomous＝自動運転・Shared＝共有・Electric＝電動化）、「MaaS」（Mobility as a Service＝サービスとしての移動）という言葉に代表される通り、EV・自動運転などの技術革新が進むと共に、カーシェア・ライドシェアなど多様な移動サービスへの移行も進み、お客さまニーズはクルマの「所有」から「利用」「共有」へ、新しいステージに突入したといえるでしょう。
このように加速する時代の変化と、多様化するお客さまニーズを的確に捉え、オートクレジット・リース・レンタカーを軸に、中古車・保険事業などクルマに関わるサービスを幅広く提供しているのが、当社「三菱自動車ファイナンス」です。前身の会社を含め50年近い業歴で、2018年より三菱自動車100％出資となり、2021年2月に現社名に変更しました。三菱自動車グループの一員としての自覚をより強くもって、関係各社と連携を図ると共に、三菱自動車販売会社（ディーラー）・中古車等加盟販売会社、さらにその先の個人・法人すべてのお客さまに対し「期待を超える商品・サービスの提供」を目指しています。
クルマを開発するのは三菱自動車、販売はディーラーであり、いわば当社は両者の橋渡しとなり、お客さまを金融面から支援する存在です。ただ、それだけではありません。三菱自動車・ディーラーとタッグを組み、いかに快適なカーライフをお客さまにご提供するかのサービス企画も担っています。
その典型が、2020年10月にスタートさせた定額サービス『ウルトラマイカープラン』です。これは、車両本体代金、登録諸費用、各種税金、車検・メンテナンス費用に加え、自動車保険や付帯サービスまでを一つにまとめ、毎月定額料金をお支払いいただき、一定期間自動車をご使用いただける月額定額サービスです。当サービスは私たち幹部と若手社員が共にプロジェクトチームを結成し、意見を出し合って創出しました。若者を中心とした新規のお客さまをはじめ、幅広い層に大変ご好評いただき、まさに良き変化を実感できました。時代に対応した新しいサービスを企画することで、お客さまの満足はもちろん、社員の働きがいや社内の活気・活力につながっています。
お客さま・ディーラーの声を大切に、期待を超える存在を目指そう
当社の企業理念は「私たちは、三菱自動車グループの一員として、すべてのお客さま、ビジネスパートナー、従業員、そして社会に信頼される会社を目指して日々努めます」というもの。すべてのステークホルダーから信頼されてこそビジネスが成り立ち社会にも貢献できるわけで、これは今後とも不変であり、社員一人ひとりが常に念頭に置いて取り組んでいきます。三菱自動車と一体となった販売戦略の構築、そしてお客さまの声一つ一つを大切に拾い上げ、ファイナンス商品・サービスにつなげていくことが最大の使命です。
そのためにはお客さまから直接いただくご意見・ご要望はもちろん、ディーラーに出向いて営業スタッフから生の声を傾聴する姿勢も大切です。社員全員が現場重視の意識を強くもってこそ、お客さまの期待を超える商品・サービスの提供につなげられるでしょう。
新卒者や若手社員には、特に時代の変化や技術革新に対応する「スピード」、「敏感さ」を持ち、失敗を恐れずに挑む「チャレンジ精神」を期待しています。各自が起業家精神を持ち、自らの持ち場で結果にこだわった努力・準備に努める。失敗は糧として、次のチャンスに生かしていく。そうすればおのずと強い組織になるでしょう。
研修・教育制度や福利厚生も拡充を図ると共に、2021年1月より三菱自動車本社が入居する田町駅直結のビルに本社を移転し、オフィス環境も開放的でより働きやすくなりました。同時に、フレックス・テレワークなど働き方改革にも積極的に取り組んでいます。このような当社で新しいカーライフの創造と着実な成長を果たし、“働いて良かった”と思える未来へ一緒に走っていきましょう。